今日は、九年庵へ初めて出かけました。大変な人出でした。
肝心の紅葉がもうひとつなのが、残念でした。
ところで、九年庵のすぐそばに伊藤玄朴の旧宅というのがありました。
初めて知ったのですが、この人物は1800年生まれで、17歳で漢方の
開業医を始め、地元で成功しながらも、西洋医学、蘭学を学ぶため、長崎へ出て学び、
江戸で医者として開業しました。そして、ジフテリアの治療などで名声を高めたそうです。
この人物が設立にかかわった「お玉が池種痘所」が明治になって東京大学医学部へと
発展したそうです。先日、ノーベル賞受賞の大村先生もそうですが、現在の地位に満足
してしまうのではなく、志を持ち続けて、学び続けることは大変なことだと、あらためて
思わされました。
福岡市南区 とよた歯科医院