今、スティグリッツ著の「世界を不幸にするアメリカの戦争経済」という本のはじめのほうを読んでいます。著者によるとイラク戦争は経済的財政的コストの総額は3兆ドルに達するといいます。政府の言う戦費がはるかに安いのは、考慮されていない費用があるためと言います。その例として退役軍人への補償金、恩給、障害手当などを挙げています。16年前の湾岸戦争の退役軍人に対しても毎年43億ドル以上かかるといいます。こういう記述を読んでいると、日本における太平洋戦争もまだ終わっていないんじゃないかと思ってしまいます。被爆者への医療費など、今までの期間を考えると大変な額となるでしょう。こうしたことも考慮すると現在の日本の防衛問題も、視点を変えて考えなければと思います。目先のことだけでは、すべてを語ることはできないと思います。
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