先日の土日は、マリンメッセ福岡で2008九州デンタルショーがありました。歯科関係の材料、機械の展示会、研修会です。さまざま展示がありました。そこで、東京医科歯科大学の田上教授の講演を聴く機会がありました。歯の磨耗、知覚過敏症に関するものです。酸蝕症で歯のかみ合わせの面がすり鉢状にかなり減ってしまっているケースを紹介していました。原因は毎朝飲んでいた黒酢とグレープフルーツジュースとのこと。他にもコーラやスポーツドリンクなど、強い酸性の飲み物が多いことを報告していました。最近、私の医院に来られた方で、上下の歯のかみ合わせの面が全体に磨耗してくぼんでいる方がいました。これも何らかの食べ物か飲み物によるのかもしれません。拒食症での胃液の逆流や酸を扱う工場勤務などが酸蝕症の主な原因と思っていましたので、通常の清涼飲料が原因で起こるという事実はあらためて驚きです。
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